注目度の高いイベントでウェブサイトの認知度を上げる

更新しても読んでもらえないウェブサイトに注目してもらう方法の後編です。特に今回は保護者が注目するイベントを活用するケースを考えてみましょう。

普段のアクセスの数十倍から数百倍

頻繁にサイトを更新する学校にインタビューする時は、かならずと言って良いほど、「修学旅行や宿泊研修を中継すると、その期間だけアクセスが急増する」という話が出ます。泊まりがけや遠隔地という条件が加わると、とにかく子どもの様子が気になるので、保護者にとっての情報欲求度や切実度は非常に高くなります。こういった機会をうまく活用すれば、学校ウェブサイトの存在を認知してもらい、普段から見てもらえるようにできるでしょう。

では、具体的にはどうすればよいでしょうか?

  • 事前に中継することは告知しておく
    当然ながら、そうでないと見てもらえないので。 学校だよりにURLやQRコードを載せておいてアピールすれば、確実にアクセスは増えます。
  • ブログの携帯電話投稿機能で中継
    普通のHTMLではちょっと無理ですが、ブログの携帯電話投稿機能なら、携帯のカメラでスナップして、簡単なタイトルとキャプションを付ければすぐ投稿できます。ノートPCやモデムがなくても簡単に状況を中継できるので、機動力は非常に高くなります。
  • その場で完璧に記事を完成させなくてもいい
    携帯投稿機能は便利ですが、いかんせん、長い記事文章を打ち込むのは面倒ですし、結構時間もかかってしまいます。文字打ち込みに没頭していると、「先生、遠足に来てるのに、いっつも下向いてばっかり」とか言われてしまいますよ:-P。
    中継時は、文章の質よりもタイミングと状況を説明する写真の方が重要なので、仮の記事をどんどん投稿するのが、気負いも無理もなくて良いでしょう。説明文や補足はあとからPCで行えば、作業も楽ですし、振り返りの資料として役立てるのにも有効です。
  • イベント用に毎回ブログを使い捨てるのはもったいない
    関西方面の高等学校に多い傾向ですが、イベント中継用だけにブログを立てては毎回使い捨てる学校が結構目に付きます。
    中継でせっかく注目を集めても、普段の学校生活や学校方針といった、学校広報の本質に目を向けてもらうチャンスを自ら捨てることになりますし、また、せっかくの記録を学校の活動成果として積極的に再利用することもできません。無料だから別に構わないと思っているのでしょうが、実にもったいない使い方と言えます。

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